引越しで食器を割らない梱包方法

【女性からのご相談】
結婚して初めて夫に転勤の辞令が出ました。結婚以来、お気に入りの食器を集めて大切に使ってきましたので、お引越しで割れてしまわないか心配です! 食器が割れない梱包の仕方を教えてください

a 食器の梱包で気を付けるべきポイントを紹介します

ご相談ありがとうございます! 転勤族フリーライターのパピルスです。

食器は、「結婚祝いにもらった物」「旅先で気に入って購入した物」「シリーズで揃えている物」など、思い入れのある物も多く、割れてしまうと非常に残念な気持ちになりますよね。

私の過去のお引越しで食器が割れてしまったことは、2回。1回は、初めてのお引越しのとき。2回目は、最近の引越しで珍しく夫が食器類の梱包を手伝ってくれたときでした(笑)。

新居で段ボールを開封してがっかりしないためにも、食器の梱包方法はしっかり押さえておきたいところ。

私が初めてのお引越しで失敗した後、お引越しの先輩方に教えてもらった食器の梱包方法を詳しくご紹介しますね。

食器を包むために必要なもの

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食器を段ボールにつめる際には、ひとつひとつの食器を包む必要があります。これは器同士が直接触れて割れてしまうことを防ぐためです。

この衝撃を吸収するために、シワがあって空気をふくむものや、やわらかく厚みのある素材が適しているとされています。

どの家庭にもあってすぐに準備できるものの代表は新聞紙。簡単に丸められるため、隙間に詰めて緩衝材とすることもできます。

ただ、印刷物であるため、インクが手につくなど食器に使うことを躊躇してしまうこともありますよね。

そんなときは、この新聞紙と同じような働きをしてくれるクレープ紙がおすすめ。

梱包するための専用紙として売られており、シワによる伸張性で引っぱりに対する強度が強くなっているため破れに強いという特徴があります。

この他、薄くのばした発泡スチロールのようなミラーマット、「プチプチ」とも言われる緩衝材のエアキャップなど、梱包専用品を使うとより安心ですが、タオルやキッチンペーパーなど家庭にあるものでも代用可能です。

また、包んだ後にそのままにしておくと、梱包材がズレてしまったり外れてしまったりすることもあるため、端をとめられるようにガムテープセロハンテープも準備しておきましょう。

食器の梱包方法の基本4つ

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(1)食器は中サイズ、小サイズの段ボール箱に入れる

食器は意外とたくさん箱に入ります。大き目サイズの箱に詰めてしまうと、最終的に持ち上がらない重さになってしまうことも!

重くなり過ぎると箱の底が抜ける危険性も高まりますし、自分で箱を移動することもままならない! なんて事態に。

中サイズや小サイズの箱に小分けし、自分で持ち上げられる重さに抑えておくことが鉄則です。

もし、スーパーなどで箱を調達しようと思っておられるなら、固めの段ボール箱を選んでください。

へなへなしている箱は食器の梱包には向きません。また、箱の底はガムテープで十文字に補強することをお忘れなく。

また、梱包が終わった段ボールには「こわれもの」「割れもの」など注意を促す表示をし、何が入っているのか食器の種類も書いておくといいでしょう。

(2)1枚1枚紙に包み、食器と食器が直接触れ合わないようにする

実は、わが家の食器が割れてしまった原因がこれ。

少しなら大丈夫だろう……と食器を包む紙をケチって、1枚の紙で2つの食器を包んだ結果、食器同士が直接触れ合っており見事に割れていました。

同じ箱の中でも、1枚ずつ包んでいた物は無事でした。

どうしても面倒で時間もないという場合には、1枚おきに包むのもいいでしょう。食器同士がむき出しの状態で直接接触しないようにすることが大切です。

(3)平皿は立てて詰める。コップや小鉢はフチか底の面積の広い方を下にして箱に詰める

まず、箱の底には丸めた紙を敷き詰めておきます。平皿は1枚ずつ紙で包んだ後、箱の中に立てて並べます。

平たいお皿は平らに置いて重ねてしまいがちですが、この方法では割れる可能性があるのです。

以前、お皿の箱詰め方法による割れ方の違いを実験したテレビ番組がありました。

それによると、段ボール箱が上下に揺れた際、浮き上がって上から落ちてくるお皿と、下から跳ね返ってきたお皿に挟まれた中央のお皿に大きな力が加わって割れてしまう、ということが判明。

立てて箱詰めしたお皿は無事でした。お皿のフチが心配な場合は、最初にフチ回りに紙を巻き付け、その上から全体を紙で包みます。

それに対し、コップやグラス、小鉢などの深さのある食器の場合、1つずつ紙で包むのは同じですが、箱に詰める際は上部のフチか、底のどちらか面積の広い方を下にして並べていきます。

この際、横に寝かせて詰めるのは絶対にしてはダメ!

また、重くて大きな食器を下にし、上部になるにつれ徐々に軽くなっていくようにするのが理想的で、箱を持ち上げたときにバランスを崩さないように、左右で重みに偏りが出ないようにするのも重要です。

それから最後に段ボールを閉めたときに上が盛り上がっているのもダメ! 中のものに外から直接負荷がかかってしまい割れてしまいます。

(4)箱内部の隙間は紙を丸めた物で埋める

食器の形はさまざまですから、詰めていくと箱の内部に隙間が生じます。ここで注意!

箱の中に隙間があると、運搬の途中で箱の中身が動いてぶつかり合い、割れる原因になります。箱を少し揺らしてみて、かちゃかちゃと音がしなければOKです。

エアキャップなど厚みのあるものの方が、簡単に隙間を埋められて時間短縮につながるでしょう。

食器別の正しい包み方

お皿

お皿は1枚ずつ新聞紙で包み、四隅から順に内側に折って包むようにしましょう。クレープ紙やミラーマットを使っても構いません。

茶碗など深さのあるものも、平皿と同じような要領で包んでいきましょう。

鍋など蓋付きのもの

重量があるため、タオルやエアキャップ(プチプチ)など、厚みがあり衝撃吸収にすぐれたもので包むのが望ましいです。

蓋と本体をお皿と同じ要領で別々に包んだあと、蓋をひっくり返して逆さまに重ねるとうまく収まります。

重ねた状態でもう一度全体を包めば、不用意に動くこともなくなるため、割れる可能性を低くすることができるでしょう。

取っ手付きのコップ

マグカップやティーカップなどは取っ手の部分が特に弱いため、その部分を始めに巻いて補強しておき、その後に全体を包むようにします。

どこか一か所だけに力がかかってしまうことがないよう、丸みを帯びた状態にするのが理想的です。

ワイングラス

最も割れやすいのは足の細くなっている部分です。ここに新聞紙を巻き、全体の太さが均一になるようにしてください。

その後、再び全体を新聞紙で包み、きれいな円柱の形になれば完成です。まんべんなく力がかかるようになり、割れにくくなります。

調味料が入ったビンなど

まず、ビンの口の部分にビニールを巻いて輪ゴムでとめます。小さなものなら、ビンをそのままビニール袋に入れても大丈夫です。

これは、万一割れたりキャップが緩んだりしたときに中身が漏れ出てくることを防ぐため

ビニール袋でカバーできたら、その上からコップなどと同じ要領で全体を新聞紙で巻いていきます。大きな一升瓶は箱に立てて入れるようにしましょう。

包丁などの刃物類

段ボールや厚紙を二つ折りにしたもので刃の部分を巻き、テープでしっかりととめましょう。外から見て包丁だと分かるように、柄の部分は出しておくとより安全です。

箱に入れる際は、向きを互い違いにすることでかさばらずに入れることができます。

【番外編】引越し業者が食器を割っていたときの対処法

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どんなにていねいな梱包をしていたとしても、食器が割れてしまうことはあるでしょう。

そのときに大事なことは、破損に対する責任の所在をはっきりさせることです。

食器は箱に入れて運ぶため、どのタイミングで破損したのかということが分かりにくいということがあります。

運搬中に作業員が箱をぶつけたなど、目の前でトラブルがあった場合にはしっかりと指摘して、割れたものがないか確認するようにしましょう。

また、直接その現場を見ていなくても、箱にぶつけた跡や落とした跡があるという場合には、その場で作業員と一緒に中身の確認をしてください。

後日申し入れても、「梱包が不十分だったから」などの理由を付けて逃れられる可能性もあります。

開封してから気付いた場合には、そのままの状態を維持し、できるだけ早く(2〜3日のうちに)業者に連絡するようにしましょう。

まとめ

「必要な梱包材」や「食器別の包み方のコツ」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

新たな生活を始める引越しという機会に、大切な食器が壊れてしまったら残念でなりませんよね。

引越し業者との無用なトラブルを生まないためにも、事前にできる限りの準備をしておき、晴れやかな気持ちで新しい部屋での暮らしをスタートさせたいものです。

●ライター/パピルス(フリーライター)
●追記/パピマミ編集部

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