“期待理論”で夢を叶える人に! 目標を立てて達成できる子に育てる方法

【パパからのご相談】
勉強や習い事を子どもにさせても、目標は立てるものの、いつも達成できずじまい。4月から新学年が始まりますし、しっかりと目標を立てて取り組ませたいと考えています。何かコツはありますか?

a 具体的で魅力的な目標を。

ご質問ありがとうございます。プロ家庭教師の佐々木恵と申します。

サッカー日本代表の本田圭佑選手、楽天イーグルスの田中将大選手は、小学生の頃からプロの世界を目指して練習をしてきたことが知られています。本田選手に至っては、作文に書いていた、『セリエAに入団、レギュラーになって10番で活躍』という夢を実現し、話題になりました。

しかし、彼らに倣って目標を立てようと思っても、なかなか難しいもの。

そこで、モチベーション理論の一つである、“(※注)期待理論”を参考に、効果的な目標の立て方について考えてみたいと思います。

期待理論によると、やる気は、努力したことで何かが得られるだろうという期待と、その報酬に対する主観的な価値の掛け算で決まるとされています。どちらかがゼロの状態だと、やる気もゼロになります。

つまり、目標を決める際は、以下の2点を重視する必要があります。

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(1)具体的な目標か?

志望校が決まっている受験生の方は、「志望校合格」という、期限のある具体的な目標を掲げて日々努力していることと思います。一方で、受験生ではない方は、「成績を上げる」という、漠然とした目標を掲げてしまっていませんか?

「成績を上げよう」と思うことは、大変素晴らしいのですが、いつまでに、何を達成するのかを明確にしましょう。

そうすることで、達成のためには何をするべきか、どんな努力が必要かが見えてきます。

(2)魅力的な目標か?

「成績を上げる」という目標に対して、お子さん本人が魅力を感じていなければ、お子さんはやる気になりません。

「勉強ができたらかっこいいし、みんなに自慢できる」と思っている子は、高い目標にワクワクしながら、取り組めるはずです。他方で、「勉強ばかりしている人はダサい」という思い込みがある子にとって、成績を上げるという目標に魅力は感じません。

そういう子には、成績を上げることで、どのようなメリットがあるのかを教えてあげる必要があります。

(3)努力して達成できるか?

テストで、50点を取っている子の目標を決める場合、どちらが好ましいと思いますか?

A「次は100点取ろうね」
B「次は70点を目指そう!」

Aの場合、ハードルが高すぎるあまり、やる気をなくしてしまう可能性が高いです。一方、Bはやり方次第で達成できそうな目標ですね。

高い目標を立てること自体は大変素晴らしいことですが、絵に描いた餅になってしまっては意味がありません。「私にもできる」と思える目標を立てることが重要です。


いかがでしょうか?

習い事やスポーツにおいても、目標の設定は成功のためのカギといえます。新年度に向けて、ワクワクできるような目標を、お子さんと一緒に立ててみてくださいね。

※注釈:『期待理論』……ブルームが提唱したモチベーション理論の一つ。人がどのような心理的プロセスで動機づけられ、行動の選択とその持続がなされるのかというメカニズムを理論化したもの。動機付けは、職務遂行の努力が何らかの個人的報酬に繋がるであろうという期待と、その報酬に対して人が持つ主観的価値の二つの要因で決まるとした。個人が報酬に高い価値を認め、努力すれば報酬が得られると感じる期待が高ければ高いほど、人はより一層努力するとする。

●ライター/佐々木恵(プロ家庭教師)

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