子どもが将来メタボに! 妊娠中の過度なダイエットによるリスクとは?

【女性からのご相談】
そろそろお赤ちゃんが欲しいと思った矢先、妊娠が発覚! とっても嬉しかったのですが、太るのは嫌です。なんとか40kg代をキープしたいのですが、妊娠中のお奨めダイエットを教えて下さい

a 妊娠中の過度なダイエットは子供が肥満になりやすい。

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

ご相談ありがとうございます。例え妊娠中であってもキレイでいたい! と、私のところにも、妊娠中のダイエット指導を希望されて来られる方は、たくさんいらっしゃいます。

でも近年、低体重児が増加しているのをご存じでしょうか?

これは1975年〜1980年にかけて、過度の体重増加に伴う妊娠高血圧症や、妊娠糖尿病を防ぐ為に体重管理が重視され始めたのと同時に、女性の痩せ思考が高くなったことが原因と見られます。

確かに、過度の体重増加は、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病に罹りやすく、産道にまで脂肪がついてしまうと、赤ちゃんが通りにくくなり難産になってしまったり、妊娠線が出来やすくなるというリスクがあります。

しかし、妊娠中の体重増加の上限は病院によって7kg~15kgと様々なのも現状です。

140218sayuri

妊娠したら体重増加は当たり前!

まず、妊娠で増加する体重の内訳を把握しましょう。

・赤ちゃん……約3kg
・羊水……約800~900g
・胎盤……約500~700g
・循環血液量……約1~1.5kg

この他にも、母乳を与える準備として乳房が大きくなったり、子宮が大きくなったりするので、全部合わせると7~8kgくらいになります。すなわち、それくらいは体重が増加するのが当然ということですね。

体重増加の上限はBMIによって違います。

厚生労働省によると、まずBMIを算出し、その体重区分によって妊娠中の推奨体重増加量が違います。

sayuri_bmi

一週間あたりの体重増加の目安としては、「痩せ型」と「普通」の体重区分の人なら、一週間で0.3~0.5kgの増加を目安にすれば、体重コントロールもしやすいと思います。

妊娠中の過度なダイエットのリスク

妊娠中の過度なダイエットは、赤ちゃんまで栄養失調にしてしまい、 栄養失調の赤ちゃん(低出生体重児)は合併症のリスクが高い上に、成長や発達が遅れる可能性があります。その上、低出生体重児は、体の色んな機能や器官が未熟な為、免疫力が弱く、さまざまな感染症にかかりやすくなります。

また、妊娠中の喫煙・飲酒も、妊娠中のダイエットと同じく、赤ちゃんが低出生体重児で産まれてくる原因として上げられています。

イギリスの疫学者デビッド・バーカー氏による、「胎児期に栄養失調状態にあると、成人後には糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症しやすい」という報告も発表されています。

今まで生活習慣病の原因は、運動不足・暴飲暴食・喫煙・肥満などの、生活習慣や遺伝によるものだと考えられてきました。しかし、バーカー氏による調査で、上記には該当しないが、生活習慣病になる人が多くいる事が分かりました。

その人たちの幼少期を遡って調査したところ、胎児期や乳幼児期に栄養が不足していた、という事が分かりました。

少ない栄養で育った赤ちゃんは、少ない栄養で生きていける遺伝子を持ち、その遺伝子を持った子が大人になり、栄養豊富な食事を取ると、メタボリックシンドロームのリスクが高くなるということです。


女子=40kg代じゃなければ! ではありません。

健やかな赤ちゃんを産む為にも、自分に合った体重コントロールをして下さいね。

敢えていうのであれば、赤ちゃんの体重増加が緩やかな妊娠5か月までは、妊娠前の体重をキープ出来ると、妊娠後期の体重コントロールが楽になるでしょう。

そして、食べる物を抑えるよりも、ウォーキング等の運動をすると脂肪燃焼だけでなく、ストレスコントロールも出来ていいでしょうね。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする